「アルスラーン戦記」は田中芳樹先生の代表作で、壮大な大河ファンタジー小説です。
なんと第1巻の発売は1986年、以後2017年の完結までに31年で全16巻が刊行されています。
そんな「アルスラーン戦記」の完結の仕方がひどいという評価があるようなんです。
今回は「アルスラーン戦記」の、完結がひどい、漫画が打ち切りといった噂について調査してみました。
アルスラーン戦記の完結はひどい?
「アルスラーン戦記」は最終巻である16巻で完結を迎えていますが、この結末がひどいと話題になりました。
もちろん賛否両論あり、完結まで時間がかかったことから完結しただけでも良かったという意見もありました。
1986年初刊
— セルジュ (@grandream0318) February 24, 2018
中学の時からちまちま集めていたアルスラーン戦記の結末を最近知った。
前半最後の「王都奪還」までの勢力的な盛り上がりが、後半になって一気に崩れちまったな。
で、いつもの田中芳樹的な展開…。
エラム=(銀英伝)ユリアン的な皆死んじゃった感。
前半と後半ではまるで別作品だね。 pic.twitter.com/J2EuAoljgw
アルスラーン戦記完結の結末がひどいと言われている理由は?
衝撃すぎる絶望的な結末
「アルスラーン戦記」16巻では、復活した蛇王ザッハーグとアルスラーン達との戦いが描かれます。
周辺諸国も入り乱れての大乱闘。
その結果、主人公アルスラーンは蛇王ザッハーグと相打ちになって死亡、主要キャラクターである「十六翼将」のメンバーのほとんどが死亡してしまったのです。
さらには王であるアルスラーンを失ったことで、祖国であるパルス王国も滅亡。
なんとも無念な結末になってしまっています。
読者の考察との相違
「アルスラーン戦記」は第一部と第二部の二部構成になっています。
第一部では、ルシタニア王国に征服されたパルス王国を王子であるアルスラーンが奪還するまでを描き、第二部ではかつてパルス王国や隣国を震撼させた蛇王ザッハークとの戦いを中心に描かれています。
おそらく初期から読まれている読者としては、「解放王」アルスラーンの活躍により栄光の復活を遂げたパルス王国…という展開を予想していたのではないでしょうか。
しかしながら、第一部でアルスラーン達が奪還したパルス王国も結局滅びてしまい、救いのない結末になってしまっています。
作者への期待値が高すぎた
そもそも作者の田中芳樹先生は「皆殺しの田中」と呼ばれ(自称もしている)、他の著作でも主要キャラがどんどん亡くなっています。
つまり、「皆殺しの田中」という特徴を知っていたファンにとって、主要キャラクターがあらかた死亡するという展開は特に不思議はないのですが、アルスラーン戦記については少々趣が違っていました。
田中先生は確かに主要キャラクターでも容赦なく死亡させてしまうのですが、その死に様にこだわりがあり、非常に印象的なシーンとなるのが常でした。
ですが「アルスラーン戦記」では、短めの描写で終わることが多く、これまでに比べて随分と淡白な印象を受けた読者が多かったようです。
買ったまま放ったらかしになっていたアルスラーン戦記の最終巻 読み終わった。
— mkm (@mkm_3159) December 29, 2017
『皆殺しの田中』この言葉に尽きるなwww
まあ、アレだ、中学生の頃から読んでいた物語か終わったのは感慨深い物がある・・・かな?#アルスラーン戦記 pic.twitter.com/u8R7OEwQ0g
アルスラーン戦記の漫画は打ち切り?
「アルスラーン戦記」漫画版は打ち切りになっていません。
「アルスラーン戦記」漫画版には、1991年から1996年にASUKAファンタジーDXで連載された中村地里版と、現在も別冊少年マガジンで連載集の荒川弘版があります。
中村地里版では第一部がコミカライズ化され、王都奪還までが描かれています。
荒川弘版は2013年に連載が始まり、現在は単行本20巻までが発売されています。
荒川弘、田中芳樹『アルスラーン戦記20』 #漫画
— つれ (@oboegaki01) January 25, 2024
原作でも最高潮に熱い第二次アトロパテネ会戦
「突撃!!!」×13に痺れました
荒川先生が「ダリューンは本多忠勝とか趙雲あたりをミックスしたイメージ」と言われるので、荒川先生描くところの趙雲を見たら、もうダリューンにしか見えない。。 pic.twitter.com/orReYtuN93
アルスラーン戦記の完結はいつ?何巻?
「アルスラーン戦記」漫画版の完結について、具体的な情報はありません。
現在20巻まで発売されていますが、王都奪還まであと少しといったところですので、第一部の完結についてはおおよその目途がたてられそうです。
問題は第二部を漫画でもやるのか…ということでしょうね。
第二部もコミカライズ化するのであれば、2030年くらいまでかかるのでは…と推察する向きもあります。
私がおススメする「アルスラーン戦記」が読める配信サイト
「アルスラーン戦記」を全部読むなら、ebookjapanがおススメです。
ebookjapanではお得に読めるキャンペーンが度々開催されていますが、一番お得なのは初回登録でもらえる70%オフクーポンなんです。
このクーポンはなんと6回まで使用することができ、割引上限の500円を上限いっぱい使えば全部で3000円の割引になります。
アルスラーン戦記完結ひどいを調べている人によくある質問
アルスラーン戦記の漫画は完結していますか?
中村地里版は全13巻で完結、荒川弘版は完結しておらず、現在も少年マガジンで連載中です。
アルスラーン戦記で生き残ったのは誰ですか?
エラムです。
アルスラーンの子は誰の子ですか?
アルスラーンは無名の騎士の子です。
アルスラーン戦記のエステルはどのようにして死亡しましたか?
ルシタニアの公爵の暴走により重傷を負い、無念の内に死亡しています。
まとめ
今回は「アルスラーン戦記」の、結末がひどい、打ち切りになったなどの噂について調査しています。
「アルスラーン戦記」の結末では主人公アルスラーンはじめ主要キャラクターの大多数が死亡し、パルス王国も滅亡するという救いのない展開になったことや、キャラクターの死に様が淡白であったことなどからひどいと言われているようです。
漫画版は打ち切りになっておらず、現在も少年マガジンで連載中です。
酷評が多かった「アルスラーン戦記」ですが、名作には違いありません。
ちなみに漫画の荒川弘版は、「第10回全国書店員が選んだおすすめコミック」の第8位を獲得するほど高評価を得ています。
まだ読んでいないという方、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。
コメント