伏黒甚爾の死亡はアニメの何話?復活の背景と自害の真意「よかったな」の意味を解説

伏黒甚爾 死亡

「呪術廻戦」では様々なキャラクターが登場し、それぞれに個性的で非常に面白いのですが、中でも印象の強い1人が伏黒甚爾です。

なにせ呪術師の世界を描く「呪術廻戦」において、呪力を全く持たず、驚異的な身体能力だけで戦いを繰り広げる超人のような人物。

さらには、メインキャラクターである伏黒恵の実父でもあり、複雑な人生を送っているのですが、本編でも重要な役どころとして登場し、予想もつかなかった展開を見せます。

今回はこの伏黒甚爾の死亡シーンについて、アニメ何話なのかや復活の背景や自害の真意など、様々調査していきたいと思います。

ネタバレを含む内容となっていますので、ネタバレなしで楽しみたい!という方はご注意ください。

目次

伏黒甚爾の死亡はアニメの何話?

伏黒甚爾の死亡が描かれたアニメのエピソード詳細解説

伏黒甚爾の死亡シーンは2回あります

第28話「懐玉-肆-」
2006年、星漿体である天内理子の護衛任務にあたる五条悟と夏油傑の前に現れます。
盤星教から天内理子の暗殺を依頼された甚爾は、六眼を持つ五条の油断を誘い、術式の強制解除という能力を持つ呪具を使用して五条を無力化し、依頼を完遂
ところが、天内理子の遺体を盤星教に引き渡し去ろうとした甚爾の前に、殺したはずの五条が現れます
五条は死の間際で反転術式に全呪力を投入し、回復を図っていたのです。
天与呪縛のフィジカルギフテッドという恵まれた才を持つ甚爾ですが、死の淵で呪力の核心を掴んだ五条には敵いませんでした。
甚爾は五条悟に敗北して死亡しました
第40話「霹靂」
オガミ婆の降霊術により孫の肉体に降りて復活したものの、暴走状態となり常に強者へ戦いを挑む殺戮人形のようになってしまっていました。
圧倒的な強さで特級呪霊である陀艮をも倒し、そのまま伏黒恵との戦いになだれ込むことになります。
戦いの最中、相手が恵であることに気づいた甚爾は恵に名前を問いました
「伏黒」と答えた恵に対し「良かったな」と声をかけた後、自らの頭に武器を突き立て自殺してしまいます

伏黒甚爾の死亡が物語に与えた影響とその意味とは?

天元、星漿体、六眼の三者は因果でつながった関係です。

六眼や星漿体は排除しても同化当日には揃って現れるため、天元と星漿体との同化の阻止をもくろむ夏油にとって六眼は邪魔な存在でした。

呪力から完全に脱却した伏黒甚爾は、この因果の外の存在となっていたのです。

甚爾が星漿体の暗殺に成功したことで三者の因果が破壊され、天元は星漿体との同化ができず、進化を遂げてしまい呪霊に近い存在となってしまいました。

呪力を持たなかったゆえに呪術界に疎まれた甚爾は、皮肉にも呪術界の根幹を覆してしまったことになります。

 伏黒甚爾が死亡したのはいつ?

五条悟との戦いによる伏黒甚爾の致命傷と最期の瞬間を解説

伏黒甚爾の1度目の死は、原作では第75話、アニメでは第28話でした。

殺したはずの五条悟が反転術式を用いて復活を遂げ、甚爾の前に現れます。

死の淵で呪力の核心を掴んだ五条に違和感を感じつつも、甚爾は呪具「天逆鉾」で応戦。

五条の放った虚式「茈」で致命傷を負ってしまいます。

その時、自分を否定した呪術界の頂点に成ったであろう五条をねじ伏せることで自らを肯定したかったのだと理解し、負けを悟りました

最後に、息子の恵が2~3年後に禪院家に引き取られることを言い残し、息絶えたのでした。

伏黒甚爾が再び現世に現れた理由とその背景とは?

五条との戦いで死亡した後、渋谷事変で甚爾は再び登場します。

これは呪詛師であるオガミ婆の降霊術によるもので、その強さ故に甚爾が選ばれました。

伏黒甚爾の死亡後の復活はなぜ?

伏黒甚爾が復活した理由とは?

オガミ婆は世界のバランスを変えてしまった五条悟を恨んでおり、そのために偽夏油一派と手を組んでいました。

渋谷事変の最中、オガミ婆は降霊術を使って霊媒である孫に甚爾の霊を降ろします。

オガミ婆の降霊術は「肉体の情報」と「魂の情報」に分けて降ろすことが可能で、この際も孫には「肉体の情報」のみを降ろしました

本来ならば霊媒である孫の意識を保ったまま、肉体のみ甚爾に成り代わるはずだったのです。

しかしながら、甚爾の特殊性ゆえか人格まで発現し、孫の魂は上書きされてしまい完全復活を果たします。

その後甚爾はオガミ婆も殺害してしまいますが、本来なら霊媒の呪力が尽きた時点で消えるはずだった術式は、呪力を持たないがゆえに術式発動中も呪力を必要とせず、そのまま肉体が維持されるというイレギュラーな事態が発生

孫のものだった肉体が破壊されない限り術式が発動され続けることになり、暴走した甚爾は強敵に挑み続ける殺戮人形のような存在になってしまいます。

伏黒甚爾の復活はなぜ可能だったのか?

オガミ婆の降霊術は、降霊対象である者の体の一部を経口摂取することで憑依が可能となります。

オガミ婆は甚爾の遺骨を手に入れており、それを封入したカプセルを飲み込むことで孫に甚爾を降ろしていました

 伏黒甚爾の自害と「よかったな」に込められたメッセージとは?

伏黒甚爾が自害を選んだ理由とは?

甚爾が自害した理由については、以下のことが考えられます。

現世に興味がなかった
ファンブックで作者の芥見下々先生によると、「甚爾は現世に興味がない」のだそうです。
また、生前、恵の実母が亡くなった時点で甚爾は非常に投げやりになっています
従って、オガミ婆の降霊術により現世に戻ってこれたことも、甚爾にとってはあまり意味のないことだったのでしょう。
恵に危害を与えないため
暴走状態に陥っていた甚爾でしたが、恵との戦いの最中でふと自我を取り戻します。
自分の戦っている相手が息子であるとわかると、頭に武器を突き立てています
呪術界に居場所のなかった甚爾にとって、妻となった女性、つまり恵の母は特別な人物でした。
グレて実家を出た甚爾は、彼女のおかげで一時期は丸くなったこともあるのだそう。
しかしながら恵を産んだ後、彼女は亡くなってしまいます。
その際に「恵をお願いね」と言われたことを甚爾はきちんと覚えていて、その約束を守るために(息子を殺さないために)自害を選んだのではないでしょうか。

 伏黒甚爾の妻の存在と「よかったな」の関連性を考察

「よかったな」というセリフは、恵が禪院家に引き取られなかったことに対してのセリフだと考えることが自然です。

甚爾は息子である恵の名前を覚えていなかったり、幼い息子を残して蒸発したり、ろくでもない人物として描かれています。

恵のことにしても、禪院家の当主である禪院直毘人に恵を渡す代わりに金銭を要求するというシーンがあり、その非情さが印象に残りました。

しかしながら、このシーンはただ甚爾の酷さを表すエピソードではありませんでした。

禪院家は術式の有無がその人物の価値に直結するという偏った価値観を持った家系で、術式どころか呪力を持たない甚爾は自らを迫害した禪院家を毛嫌いしていました。

ですが、恵が術式を持っているのなら、ろくでもない父親の下にいるよりは禪院家にいた方がいいだろうと判断したのです。

そうは考えたものの、禪院家に対して信頼のない甚爾は五条との戦いの後、恵の存在を五条に知らせました

その結果恵は五条に保護され、高専で呪術師として立派に成長を遂げていることを知り、「よかったな」と語り掛けたのだというのが大方の見方です。

ですが、この言葉が恵自身に向けられたものでなかったとしたらどうでしょう。

幼い息子を残して蒸発した甚爾は、何年も顔を合わせていないはずです。

ろくでもない性格とは言え、今際の際で妻の遺した言葉はちゃんと覚えていました。

亡き最愛の妻に託された息子のことを多少なりとも気にかけていたのであれば、この言葉が共に成長を喜ぶべき妻に向けられたものであるとも考えられます

どちらにせよ、この言葉からは甚爾の父性が垣間見え、それは間違いなく恵と恵の母の存在によるところであると言えるでしょう。

「狗巻棘の腕」を調べている人がよく思う質問

パパ黒は誰に殺されましたか?

一度目は過去篇で復活した五条悟に殺され、二度目は渋谷事変で降霊術で復活したものの自害しています。

伏黒パパはどうやって復活したの?

オガミ婆の降霊術により孫に降りましたが、甚爾が強すぎて孫の魂を上書きしてしまったためです。

伏黒の死亡は確定していますか?

伏黒恵は現在の所死亡していません。最終回も近いので、今後死亡する可能性も低いと思われます

伏黒甚爾の父はなぜ強いのでしょうか?

天与呪縛によって完全に呪力を失う代わりに、驚異的な身体能力と五感を手に入れたためです。

まとめ

今回は伏黒甚爾の死亡シーンについて、アニメ何話なのかや復活の背景や自害の真意など、様々調査してみました。

伏黒甚爾はアニメ第28話、第40話で死亡シーンがあります。

第28話で五条との戦いの末に亡くなったのち、渋谷事変でオガミ婆の降霊術により降ろされた孫の肉体を乗っ取ることとなり、完全復活を遂げています。

霊媒の肉体を乗っ取り暴走状態になりましたが、息子である恵と戦闘中に自我を取り戻し、恵を殺さないために自害しています

最初はろくでもない人物として登場したものの、最終的に酷薄だけではない人間性が垣間見えた伏黒甚爾。

自害のシーンでは、恵は相手が自分の父親であることに気づいておらず、これがまた切ないんですよね。

五条は甚爾について話す前に亡くなってしまいましたので、恵が真実を知る日は来るのでしょうか。

最終回まであと少しですが、今後の展開を見守りましょう!

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