ウェブメディア記事初の人気小説「変な家」は、コミカライズや映画化などされ、人気を博しています。
間取りから推理が展開される不動産ミステリーという、一風変わった切り口が面白い作品ですよね。
実はこの「変な家」に後日談があるという噂があるようなのです。
今回はこの「変な家」について、後日談や原作と映画・漫画との違い、最後など考察してみました。
読んでみたあるいは観てみたけれど謎が残る…という方、疑問の解消につながれば嬉しいです。
変な家のネタバレ!後日談があるって本当?
「変な家」の後日談ではと言われているのは、原作出版後の作者・雨穴先生のツイートです。
該当するツイートは見つけられなかったのですが、ネット上の情報からまとめると次のようなツイートだったようです。
雨穴先生の友人が、高校生だった頃のこと。
彼は幼い頃に身長の高さで柱の傷をつけ、成長の証としていました。
その傷を懐かしく眺めていると、ふと違和感を感じます。
というのも、自分が成長と共に傷を刻んだ柱は別の柱で、その柱ではなかったのです。
念のため確認すると、別の柱にはきちんと自分の成長が刻まれていたので、その家には傷がつけられた柱が2本あるということになります。
彼はひとりっ子で、彼が生まれてから建てられた家であるため、どうにも不可解でした。
不思議に思った彼は母親に尋ねてみます。
すると「そんな傷知らない。あなたがいたずらでつけたのでは?」と答えたものの、母親の表情には一瞬緊張が走ったように思えました。
これ以上踏み込んではいけないと感じた彼は追及を諦めます。
家は既に建て替えられたため、その柱ももうなくなってしまったのですが、建設会社や築年数など何も知らなかったと気づいたそうです。
そして、「仮に両親が嘘をついていたとしても、子供だった自分には確かめる術はなかった」と締めくくられました。
このお話は「変な家」本編とは直接的な関わりはありません。
ただ、知らない子供がいた可能性という1点で共通点があるように思われます。
もし柱の傷がもう一人の子ども存在を示唆するのなら、母親がそのことを隠しているという状況から、その子供の存在が明らかになってはいけないものであることが推測できます。
存在自体を隠される子供とはいったい、どういう人間なのでしょうね。
「変な家」の物語と相まって、不気味な印象を禁じえません。
変な家の原作と映画・漫画との違いは
変な家の原作と映画の違い
原作小説と映画には、いくつか違いがあります。
一番大きな違いとしては、原作小説はミステリー色が強いものの、映画はホラー寄りになっています。
その他にもいろいろと違いがありますので、ご紹介しましょう。
https://twitter.com/hennaie_movie/status/1772428256488403068- 主人公のプロフィール
- 原作小説ではそもそも名前が出てこず、主人公である「私」の語る話という形式で物語が進行していきます。
性別すら不明で、職業はオカルト専門フリーライターとなっています。
一方、映画の主人公は間宮祥太朗さん演じる「雨宮」と名前がついていて、見た目からも明らかに男性。
職業も「雨男」という名で活動している売れないユーチューバーで、オカルト専門の配信をしています。
- 間取り
- 「不動産ミステリー」と銘打った本作ですから、最も重要になるのは間取りだと考えられますが、実はこの間取りが原作と映画では違っています。
1階の玄関や車庫の位置、2階のバルコニーの広さや数、シャワー室の位置や部屋数など。
見比べてみれば結構な違いがあるのですが、物語の進行に影響はない範囲です。
おそらくは映画化に当たり、原作の間取りに合う外観の家が見つからなかったのではないかと推測されます。
映画ではこの間取りの実際の家を見に行くシーンがありますので、ストーリーに影響のない範囲で実際に撮影に使用した家の外観に合わせて間取りを変えたものと思われます。
- 片淵の本家を訪れるシーン
- 原作小説では片淵本家を訪れるシーンはありません。
柚希から話を聞いたうえで主人公と栗原により推理がなされるのですが、映画では主人公たちが本家に乗り込み、なんと左手供養の生贄にされそうになります。
変な家の原作と漫画の違い
漫画でも主人公たちが片淵家の本家を訪れるシーンがありましたが、これは原作小説にはないシーンです。
原作小説では、柚希の話を聞いた主人公と栗原が本家にも秘密の通路があったのではないかと推理し、その後柚希の母親から話を聞く…という流れで、本家には足を運んでいません。
ですが、漫画では間取りを明らかにするために柚希と主人公は本家を訪れ、誰もいない家の中で間取りの謎を解き明かし、隠された部屋や衝撃的な事実が明らかになっています。
コミカライズ版 変な家の”私”さん
— うごんば (@ug0nba) June 2, 2024
3巻まで読みました コミカライズ版の変な家の主人公が長髪中性的アンニュイ表情乏しめ系美人だってどうして誰も教えてくれなかったんですか?? pic.twitter.com/rAppyT86wl
変な家の最後はどういうこと?最後意味がわからない?
映画「変な家」のラストシーンは柚希の姉・綾乃と母・喜江の会話で締めくくられます。
綾乃たち夫婦は儀式のために桃弥に人を殺すことをさせず、殺人を偽装していました。
無事に片淵家の忌まわしい因習から逃れた綾乃たちは、喜江のもとで暮らし始めます。
しかしながら綾乃は片淵家の洗脳が解けておらず、儀式をしなければならないと追い詰められていました。
そんな綾乃の肩をそっと支えた喜江は、ちらりと炊き出しに集まったホームレスの方へ目をやります。
喜江はホームレスのための炊き出しのボランティアをしていたのですが、実は足がつきにくいホームレスの中から儀式のための犠牲者を見つけるためだったのです。
この時、綾乃は「来年は左手供養だね」と言っています。
桃弥は左手供養の最後の年だったはずです。
また、筆者は映画を見ていないので違っているかもしれませんが、コミカライズではヒロトはまだ未就学児ほどの年齢のようでした。
左手供養は左手のない子が生まれた場合に限り、その子が10歳になる年にはじまり、13歳になるまで続けられるという決まりでした。
片淵家にはまだ桃弥の他に左手のない子供がいるのでしょうか…。
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変な家ネタバレ後日談を調べている人によくある質問
変な家のお父さんはなぜ死んだのか?
洋一を手に掛けたことで罪に苛まれ、自暴自棄になって交通事故を起こして亡くなっています。
変な家の最後の左手は誰のもの?
左手供養に使われた2つの左手は、宮江恭一のものと、おそらく喜江が用意したホームレスのものだと思われます。
小説「変な家」のラストは?
綾乃の夫・慶太が義祖父の重治とその甥・清吉を殺害し、自首したことで一連の事件は幕を閉じます。
変な家は実話ですか?
フィクションです。
まとめ
今回は「変な家」について、後日談や原作と映画、コミカライズとの違い、ラストシーンについてなど調査してみました。
原作者である雨穴先生のツイートが共通する点で後日談のように思われていますが、直接的に関連はありません。
映画、コミカライズはそれぞれ原作小説とは少し違う点があります。
今後も恐ろしい殺人が行われるかのような不気味さを感じさせるラストシーンで幕を閉じています。
じわじわくる怖さが面白い「変な家」ですが、映画版はよりホラーテイストが増しているようですね。
ミステリーがお好きな方は原作小説かコミカライズを、ホラーも好き!という方には映画をおススメします。
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