【今朝もあの子の夢を見た】の最終回は?ネタバレあり!離婚の連れ去りが招くものとは

今日もあの子の夢を見た 最終回

『今朝もあの子の夢を見た」は、『妻が口をきいてくれません』(第25回手塚治虫文化賞「短編賞」受賞作)の野原広子先生による女性マンガです。

集英社ノンフィクション編集部発のウェブメディア「よみタイ」に連載されて大反響となり、書籍化されて単行本1巻が発売中です。

離婚してから娘に会えていなくて、妻と連絡も取れない40代バツイチ男性の周囲が描かれています。

この記事で分かること
  • 今朝もあの子の夢を見た最終回のネタバレ
  • 離婚の連れ去りが招いたものの考察
目次

今朝もあの子の夢を見たの最終回までのあらすじ

スーパーに勤める山本タカシ42歳はバツイチ独身で、趣味はなく淡々と仕事するだけの毎日を送っています。

10年前に突然、妻が娘を連れて家を出ていって以来、娘のさくらに会えていません。

ある日、タカシの働くスーパーに真美30歳が転職してきました。

真美は5年間付き合った彼氏に浮気されたため今は男性不振気味ですが、色々と世話を焼いてくれるタカシといると安心するように。

タカシから元家族について聞いた真美は、タカシがさくらに会えない理由を聞きました。

タカシが言うには…。

さくらは妻に誘拐された。妻に悪口を吹き込まれて洗脳されてるだろうから、さくらから会いに来てくれることはないだろう。

僕は暴力を振るってないし家事育児も手伝ってたし、落ち度はない。養育費も払っている。

月に一度さくらに会わせてもらえる条件で離婚したのに、離婚以来10年間さくらに会わせてもらっていないと。

タカシの話を聞いた真美は、タカシに同情して協力することにしました。

インターネットで検索して、さくらが現在通っている高校を突き止めたのです。

タカシはその高校の前でさくらを待ち伏せし、自分の連絡先と手紙を渡しました。

しかしさくらは、その手紙を読まずに捨ててしまいます。

そしてさくらが高校を卒業すると、再びさくらの居場所は分からなくなってしまいました。

さくらが会いに来てくれなくて落ち込んでいるタカシを見て、真美は自分のお節介を反省します。

やがてさくらの母親は、一人暮らししているさくらの部屋を訪ね…。

今朝もあの子の夢を見た最終回のネタバレ

さくらはずっと封印していた記憶を思い出しました。

両親の喧嘩と離婚、転校、いじめ…。

父親と一回だけ小さな部屋で会った後の、母親の冷たい顔。

さくらは心を保つため、生きていくために、父親のことを忘れ、両親の離婚は気にしていないと思い込んでいました。

高校生の頃に父親が高校まで会いに来てくれた時のことを思い出して、父親に申し訳なくなりました。

そしてさくらは電車に乗ってある場所に向かい…?

山本の離婚理由

山本タカシの離婚理由は最後まで明確には分かりません。

タカシは「自分に問題はなかったのに、突然妻が出て行った」と話しています。

しかしさくら視点では、両親は離婚前にしょっちゅう喧嘩していました。

それに、タカシの元妻が義両親に苦しめられている描写もありました。

もしかしてタカシが自分の両親の味方をして元妻の味方をしなかったから、元妻は家を出て離婚になったのかもしれません。

元嫁の思い

タカシの元嫁はさくらをタカシから遠ざけていたわけではなく、ただ母子2人で生きるのに必死だったようです。

タカシから振り込まれる養育費には感謝していますが、さくらを1人で育てるには足りません。

元妻はタカシに何度も訴えましたが、本気にしてもらえませんでした。

だから不安を抱えながらも家を出るしかありませんでした。

離婚調停では、元妻とタカシは罵り合って泥沼に。

元妻は離婚を望みましたが、さくらを父親に会わせたくないわけではなかったのです。しかし…。

娘の思い

さくらは父親のことが本当は大好きでしたが、もう幸せな家族には戻れないし母親を悲しませたくなかったから、父親を忘れることで自分を保っていたようです。

さくらは母親に父親の悪口を吹き込まれて洗脳されていたわけではありません。

しかし自分の心を正常に保つため、大好きだった父親や、辛かった昔の記憶を封印していたのです。

昔のことや、高校生の頃に父親が会いに来てくれた時のことを思い出したさくらは父親に申し訳なくなり、ある場所へ向かいます。

今朝もあの子の夢を見たの最終回の感想と考察

今朝もあの子の夢を見たの最終回の感想

タカシは、義両親に苦しめられている元妻の話をまともに聞かなかったのに、「自分に非はない」と思い込んで、さくらに会わせてくれない元妻を恨んでいるようなフシがあります。

事なかれ主義なのかもしれません。

タカシの元妻については、タカシに義両親から守ってもらえなかったことには同情しますが、約束したのにタカシにさくらを会わせないのは良くないと思います。

両親に振り回されたさくらが一番可哀想です。

『今朝もあの子の夢を見た』は可愛らしい絵で淡々と描かれますが、内容はエグくて胸に刺さります。

最後はさくらがタカシに会いに行くような匂わせがあり、2人とも前向きになる描写だったのが救いです。

連れ去りが招いたものの考察

やっぱり連れ去りは良くないですね!

一か月に一度タカシにさくらを会わせることを条件に、元妻はタカシと離婚して養育費ももらっているわけですし。

さくらに会えないことで、タカシはさくらを夢に見る程苦しんでいるし、元妻を憎んでいるように感じました。

元妻はさくらをタカシに会わせていないことで罪悪感に苦しめられているようだし、泣いているシーンもありました。

そしてさくらは、辛かった昔の記憶を封印しています。

元妻がさくらを連れ去ったことで、タカシも元妻もさくらもみんな幸せになっていない気がします。

タカシとさくらが月に一度だけでも会えていれば、元家族みんなそれなりに幸せだったかもしれません。

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今朝もあの子の夢を見たの作者は?

『妻が口をきいてくれません』の野原広子先生です!

まとめ

  • 今朝もあの子の夢を見たの最終回では、タカシとさくらは少し前向きになり、2人の再会が匂わされている
  • 離婚の連れ去りは、元家族みんなの不幸を招く

『妻が口をきいてくれません』と同様に話題になっている『今朝もあの子の夢を見た』は、色々と考えさせられる作品です!

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