完結してから10年以上経過するも未だに高い人気を誇っている、荒川弘(あらかわ・ひろむ)による漫画『鋼の錬金術師』。
特にその最終回は評価が高く、最終回が掲載された月刊少年ガンガンが完売したために、2か月後に再掲載されるなど珍しい社会現象となったこともあります。
そんな人気の鋼の錬金術師に登場するキャラクターの一人、ロイ・マスタング。
軍で大佐という階級をもつ彼は“焔の錬金術師”の肩書きの通り火を操って戦い、主人公エドワードの強力な味方として活躍します。
その強く頼もしいマスタングですが、終盤にて失明する事態となってしまいます。
この記事では、
- ロイ・マスタングが失明したのは何話か
- 失明した理由とその後治るかどうか
- ロイ・マスタングとリザ・ホークアイの結婚について
- ロイ・マスタングの声優は死亡?
以上について詳しくリサーチ、解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
ロイマスタングの失明は何話?
ロイ・マスタング大佐の失明はコミックス25巻102話の『扉の前』、新アニメ版である『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』では第59話『失われた光』になります。
ラスボスであるお父さま(フラスコの中の小人)やホムンクルスたちとの戦いが佳境を迎える直前で、マスタングは視力を失ってしまいます。
そのため、エドたち人間側の貴重な戦闘力が失われる危機に陥りました。
ロイマスタングが失明した理由は?
マスタングが失明した理由は、強制的に真理の扉を開かされたことによるものでした。
“約束の日”に国土錬成陣を発動しようと画策するホムンクルスのお父さまですが、発動のためには5人の人柱が必要でした。
人柱は“真理の扉を開いた者”という限定される条件があり、エドワード・エルリック、アルフォンス・エルリック、イズミ・カーティス、ヴァン・ホーエンハイムの4人は決定していたものの、あと一人が決まっていません。
そこで、“焔の錬金術師”として実力も申し分ないロイ・マスタングに目をつけ、部下であるリザ・ホークアイ中尉に重傷を負わせて人体錬成を強制します。
この時にマスタングは追いつめられますが頑なに拒み、共闘する仲間の介入もあってリザは一命をとりとめます。
その後、ホムンクルスのキング・ブラッドレイとプライド(セリム・ブラッドレイ)と戦闘になり、拘束されたマスタングはプライドによって強制的に真理の扉を開かされることに。
エドたちと同様にお父さまの前に連行されたマスタングですが、この時には既に真理の扉を開いた対価として両目の視力を失っていました。
国を変えるために軍のトップを目指していたマスタングは皮肉にも、国の行く末を見通すために必要な視力を奪われることになってしまったのです。
ロイマスタング大佐の目はその後治った?
真理の扉を開いた通行料という対価に視力を失ってしまったロイ・マスタング。
その後彼の視力はどうなったのでしょうか?
治ったが完治ではない
原作漫画の方では最終決戦から生還したマスタングですが、失明したことで除隊する可能性がありました。
しかしながら、その後マスタングは視力を取り戻し、後日談では大佐から准将へと昇進しています。
ゆくゆくは国のトップである大総統まで登りつめて、理想を実現するのではないでしょうか。
また、2003年の旧アニメ版では、マスタングについて少し結末が異なります。
原作がまだ連載途中だったこともあり、アニメの終盤の展開はアニメオリジナルとなっていました。
終盤にキング・ブラッドレイを倒して疲弊しきったマスタングを、政敵のフランク・アーチャーが銃撃します。
フランクはリザに射殺されますが、その弾丸によってマスタングは左目を失明してしまうことに。
その後と続編である『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』では、マスタングは左目に眼帯をして登場しています。
どうやって治った?
原作漫画で視力を回復したマスタング。
彼の治療に貢献したのが、かつて賢者の石を研究、第一人者となったティム・マルコーでした。
最終決戦が終了後にマスタングの前に現れたマルコーは、多くのイシュヴァール人の命を材料とした賢者の石を差し出します。
マルコーは、この賢者の石を対価にしてマスタングの視力を取り戻す代わりに、イシュヴァール人らの復興政策を持ち掛けるのです。
イシュヴァール人たちの力なくしては、ホムンクルスたちに勝利できなかったことを知っていたマスタングはその条件を了承。
マスタングは再度真理の扉を開き、賢者の石を対価として視力を取り戻したのです。
ロイマスタングとリザは結婚した?
ロイ・マスタングとリザ・ホークアイですが、結婚する描写はありません。
上司と補佐という職業上の関係以上に強い絆で結ばれ、さらにお互い特別な想いを持っているのが原作の描写から見て取れます。
ファンからも二人に結婚してほしい!という感想が多く出ていました。
「最後ロイとリザ結婚しないの?」って言われたから「いやでも内縁の夫婦みたいなもんですよ」って言っておいた
— 小崎 (@Tsuki_51219) July 19, 2020
ロイとリザ結婚しろぉ…
— カンダ (@masta_p_knd) March 21, 2020
しかしながら、作者の荒川弘氏によると「上司と補佐で結婚してしまうと、軍規約で一緒にいることが出来なくなる」とのことなので、その後ももし原作が続いていたとしても二人が結婚することはしばらくなさそうです。
ロイマスタングの声優は死亡した?
結論から言うと、ロイ・マスタングの声優は死亡していません。
旧アニメ版では大川透(おおかわ・とおる)さん、新アニメ版では三木眞一郎(みき・しんいちろう)さんがロイ・マスタングを演じています。
大川さんは2017年に病気療養のための活動休止が発表されましたが、翌2018年に徐々に復帰することも所属事務所から発表されています。
三木さんは2021年にコロナウィルス感染で療養することが公表されましたが、療養期間後は復帰されているようです。
二人とも現役で活躍されていますので、これからも素敵な声の演技を拝聴していきたいですね。
「ロイマスタング 失明」を調べている人がよく思う質問
「ロイ・マスタング 失明」について調べている人によくある質問とその回答をまとめました。
まとめ
『ロイマスタングの失明は何話?目はその後治る?リザとの結婚や声優の死亡も調査』の記事のまとめとして、
- ロイ・マスタングが失明したのはコミックスでは25巻102話『扉の前』、アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』では第59話『失われた光』
- 失明の理由は、ホムンクルスのプライドに無理やり真理の扉を開かされたため
- ロイ・マスタングの視力はマルコーが持っていた賢者の石によって取り戻した
- 旧アニメ版では真理の扉は開かれず、銃撃によって左目を失明し眼帯をした姿となっている
- ロイ・マスタングとリザ・ホークアイは結婚していない
- ロイ・マスタングの声優は旧アニメ版・新アニメ版どちらとも現役で活躍中
以上について詳しく解説してきました。
国を変える理想を掲げ、叶えるために戦い続けるロイ・マスタング。
鋼の錬金術師では彼のかっこいい活躍がたくさん描かれていますので、一度読んだ方は再び、まだ読んだことのない方は最初から是非作品を読んで、焔の錬金術師の戦う姿を目に焼き付けてみてください!
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