ゼーリエは、「葬送のフリーレン」の作中で魔法使いたちの頂点に立つ存在です。
中性的な見た目に、アニメでの伊瀬茉莉也さんの声も相まって、性別がわからないと感じている方もいるかもしれません。
そんなところも、ゼーリエのミステリアスさを強調していますよね。
今回はゼーリエについて、性別や強さ、魔力の揺らぎや魔王説、弟子好きなのかなど、様々解説してみたいと思います。
ゼーリエの貴重な表情w
— コフィ (@Cofi_Maruru) November 9, 2024
フリーレンもよく似た表情するけど
エルフ特有の表情なのか?w#葬送のフリーレン pic.twitter.com/JyoA9EZUCe
【葬送のフリーレン】ゼーリエの性別は?
ゼーリエとは?
ゼーリエは、大陸魔法協会を創設した人物で、協会に所属する魔法使い達を束ねる立場の魔法使いです。
「葬送のフリーレン」主人公のフリーレンは1000歳以上とされているのですが、ゼーリエはフリーレンよりもさらに年上のご長寿。
さらに、フリーレンを師として導き、人類の魔法の開祖と言われるフランメの師匠でもあります。
したがって、立場としてはフリーレンはゼーリエの孫弟子ということになりますね。
ゼーリエの性別は?
ゼーリエは女性です。
少年めいた低めの声でちょっと混乱するのですが、ゼーリエのビジュアルは女性らしい体つきをしています。
また、作中で他者がゼーリエのことを語る際に三人称が「彼女」である描写がありましたので、このことからもゼーリエが女性であることがわかります。
『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) February 1, 2024
新キャラ&声優発表🪄
ゼーリエ
声 #伊瀬茉莉也
"生ける魔導書"と呼ばれる
エルフの大魔法使い。
伊瀬さんからコメント到着🪄
公式HPにキャラ紹介ページもアップ!
2/2(金)よる11時50分放送
第21話「魔法の世界」に登場!
ぜひご注目ください👀#フリーレン #frieren pic.twitter.com/cItVpLaDDj
【葬送のフリーレン】ゼーリエの声優は誰?
ゼーリエは伊瀬茉莉也さんが演じておられます。
女性の役はもちろん、少年役まで幅広くこなす声優さんです。
個人的には「約束のネバーランド」のレイが印象深く、低い声の役ばかりなのかと思っていましたので、プリキュアにもご出演されていることを知って驚きました。
ゼーリエとフリーレンはどっちが強い?
作中で明確にはされてはいませんが、おそらくはゼーリエの方が強いのではないかと思われます。
- 知識量
- ゼーリエははるか昔、神話の時代から生きていると言われる魔法使いで、1000歳以上とされるフリーレンよりも長く生きています。
つまり、それだけ経験値も違うということですよね。
また、歴史上で生まれた魔法のほぼ全てを習得しているとも言われ、数多の魔法を習得しています。
一方でフリーレンは旅をしながら魔法の蒐集を続けていますよね。
こうしたことから、魔法に関する知識量などという面において、ゼーリエの方が優れているのではないかと推測されます。
- 魔力量
- フリーレンは、普段は制限しているものの、長寿と自己研鑽により得た高い魔力量を誇ります。
ゼーリエはフリーレンよりも長く生きていますので、その分だけフリーレン以上に高い魔力を有しているのです。
ゼーリエもまたフリーレン同様、普段から魔力を制限していますが、制限している状態でフリーレンの制限解除時と同等程度の魔力量だといいます。
原作第93話では、フリーレンが「勝つイメージがつかない」という程の強敵である「黄金郷のマハト」と戦闘になっているのですが、ゼーリエは薄笑いを浮かべ、余裕のある様子で戦っています。
直接対決がない限り、どちらがより強いかの比較は難しいような気もしますが、現時点ではおそらくゼーリエに軍配が上がるでしょうね。
ゼーリエは実は弟子好き?そう言われる理由は?
ゼーリエは多数いる弟子たちを大切に思っている様子が感じ取れます。
ゼーリエには1番弟子であるフランメをはじめ、多くの弟子がいます。
彼女はエルフで長い生を生きているためか、どことなく感情表現に乏しい感じがして、ドライに見えます。
そのため、弟子との関係もビジネスライクなのかと思いきや、弟子を思いやった発言も多数あるんです。
第74話では、魔族との戦いにおいて弟子を失った際には、「優しい魔法使いは長生きできない」と呟いているシーンがありました。
その後、同じくゼーリエの弟子で相棒を失ったゲナウが、相棒の最期を立派だったと評するのに対し、「お前は嫌な奴だ。ずっとそのままでいろ」と言っていました。
これはつまり、「優しい魔法使いは長生きできない」というセリフを受けて、お前には長生きしてほしいから優しい魔法使いにはなってくれるなという意味のセリフなんですよね。
また第60話では、フリーレンに対し、「なぜか弟子をとったことを後悔したことはない」と話しています。
フランメのように歴史上大きな功績を残した魔法使いもいましたが、そうではない弟子もいたでしょうし、志半ばで命を落とした弟子もいたでしょうに、ゼーリエは後悔がなかったのです。
このことからも、ゼーリエが弟子達を大切に思っていることがよくわかります。
【葬送のフリーレン】8巻
— 早坂よもぎ (@yomogi0414) February 8, 2024
ゲナウの「いい奴とは正反対」って自己評価、おかしな言い回しだなと思ったけど、ゼーリエの「お前は嫌な奴」という評価を無意識に否定してるのね。
仲間や人命よりも、役目を優先する。ゲナウ自身、力ある者としてそうありたいと覚悟してるが… pic.twitter.com/BQEPVFgcmj
ゼーリエに魔力の揺らぎがあるのはなぜ?
ゼーリエもまた放出する魔力を制限していたためです。
「魔力の揺らぎ」とは、魔力の放出量を意図的に制限する際にわずかに発生するもの。
ゼーリエもまた、膨大な魔力を制限していたために、「魔力の揺らぎ」が発生していたんです。
しかしながら、ゼーリエほどになると魔力制限は非常に精度が高く、これまでに「魔力の揺らぎ」に気づいた人物はいませんでした。
それほど精度の高いゼーリエの魔力制限ですが、なんとフェルンは初見で「揺らぎ」に気づいてしまいます。
フェルンは、実力のあるフリーレンの弟子であり、また幼い頃から修行の一環として魔力制限にも取り組み、習得してきました。
生まれ持った才能もあるのでしょうが、そうした環境も大きかったでしょう。
ちなみに、ゼーリエは卓越した才能を持つフェルンを弟子にと願いましたが、あっさりフェルンに断られています。
#葬送のフリーレン
— 言寺音 (@shion000106) September 23, 2023
57.58話の三次試験の好きなところ
フェルンがゼーリエの揺らぎを見抜
き、しれっとしてゼーリエが瞳孔が
大きくなるところ pic.twitter.com/j6cvurNRg6
ゼーリエとマハトの関係性は?
ゼーリエは魔族の七崩賢の1人、黄金郷のマハトと戦闘になったことがあります。
マハトは防御も解除も不可能であるという、対象を黄金に変える魔法(呪い)を持っています。
このマハトにより北部高原全体が黄金化の危機にさらされた際に、ゼーリエも戦闘に参加しました。
マハトの「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」を、ゼーリエは「呪い返しの魔法(ミステイルジーラ)」で跳ね返します。
自らの魔法が効かないとわかると、マハトは「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」で攻撃を仕掛けてきます。
二人が魔法で戦っているところへ、ゼーリエの弟子たちが現れ、マハトの動きを封じることに成功。
ゼーリエは被害の拡大を防ぐためにマハトを倒すつもりでしたが、マハトの死により黄金と化した城塞都市ヴァイゼを元に戻す機会を喪失することを、弟子たちは恐れていました。
弟子たちの説得によりゼーリエは譲歩し、マハトは大結界により封印されることになりました。
マハト推しだったのに死んだんやけど。クソが pic.twitter.com/RmBpjc8YDl
— ぱも🐇 (@paimon029) November 4, 2024
ゼーリエがフリーレンを不合格にした理由は?
ゼーリエがフリーレンを不合格にしたのは、フリーレンが一級魔法使いになった自分をイメージできていなかったためです。
一級魔法使い試験で、三次試験をゼーリエが担当したのはフリーレンというイレギュラーがあったからです。
今回の一級魔法使い試験ではフリーレンの参加が元で、実力不足と思われる魔法使いまで勝ち上がっていたのです。
そのため、別の魔法使いが担当する予定になっていた三次試験で、ゼーリエが面接官を務めることに急遽なりました。
つまり、この時点で「フリーレンが他の参加者の実力を底上げしている」事実が認められているのです。
にもかかわらず、ゼーリエはフリーレンを不合格としました。
なぜかというと、フリーレンは自分が一級魔法使いになった姿をイメージできておらず、なんなら「ゼーリエが望むほどの魔法使いにはなれていない」と自覚していたため。
エルフという出自もあり、ゼーリエがフリーレンにかける期待が相当に高いということもあるでしょうね。
また、フリーレンはゼーリエが魔法使いに求める資質たる野心を持ち合わせていないこともあり、ゼーリエはフリーレンの実力を認めつつも不合格にしたのだと思われます。
葬送のフリーレン ゼーリエの正体は魔王?魔王説について考察
ゼーリエは魔王ではありません。
「葬送のフリーレン」作中で魔王は既に倒された後であり、魔王についてはあまり明らかにされていません。
一方でゼーリエはとびぬけた力を持つ大魔法使いでありながら、魔王軍との戦いには不干渉を貫いていたのでした。
ちなみに、ゼーリエの正体が魔王なのではという噂の理由は、テレビアニメ1期のオープニングにあります。
オープニングの映像の中で1カットだけゼーリエが登場するシーンがあるのですが、この際に玉座のような豪華な椅子に座りニヒルな笑みを浮かべるという映像だったのです。
しかも、1クール目ではゼーリエの出番はありませんでしたので、なおさら誰?となる訳で。
原作履修済みの視聴者にはゼーリエだとわかるでしょうが、原作未読勢には疑問が残り、そのいかにもラスボス風の風体から、もしや魔王なのでは…?と思われてしまったようです。
#葬送のフリーレン は「魔王を倒した」から始まる構造なので今そこに居る強大な敵は存在しないけど、1クールのオープニングを改めて見るとゼーリエが「実はコイツが真に邪悪なラスボスです」みたいなカットで変な笑いが出ます。
— ひろじ (@kondohi) March 10, 2024
ちっちゃくてかわいくて人間も愛する良い子なだけじゃないですか…。 pic.twitter.com/omd8ggMfzh
「葬送のフリーレン ゼーリエ 性別」を調べている人がよく思う質問
まとめ
今回はゼーリエについて、性別や強さ、魔力の揺らぎや魔王説、弟子好きなのかなど、様々解説してみました。
ゼーリエは女性です。
作中で明言はされていませんが、はるか昔の神話の時代から生きている大魔法使いということもあり、フリーレンよりもゼーリエの方が強いのではないかと推測されています。
魔力の放出を制限していましたが、精度の高さから誰にも見破られたことのなかった「揺らぎ」をフェルンに看破されています。
ドライな性格ですが、弟子を大切に思っていることが言動から読み取れます。
ゼーリエはミステリアスな部分がいいですよね。
フリーレンとの関係も今後変わっていくのでしょうか。
テレビアニメ2期の制作も決まっていますし、今から放送が楽しみです。
コメント